寝る前に少しだけ見るつもりだったショート動画が、気づくと何本も続いていることがあります。
これは意志が弱いからだけではありません。短い動画は次の刺激がすぐ来るため、脳が「もう1本だけ」と判断しやすい形になっています。
最初に押さえたいこと
寝る前のショート動画をやめにくいときは、動画アプリを開いた後に我慢するより、開く前の環境を変える方が現実的です。
眠る直前は、判断力も集中力も日中より落ちやすい時間です。そこで強い刺激を見続けると、体は横になっていても頭だけ起きたままになりやすくなります。
なぜ短い動画は続きやすいのか
ショート動画は、1本ごとの区切りが短く、次の動画に移る手間がほとんどありません。
そのため「今から長い動画を見る」と決めた感覚がないまま、次の刺激に移ってしまいます。眠る前のぼんやりした時間ほど、この自動的な流れに入りやすくなります。
また、動画の内容が楽しいものでも、驚き、笑い、怒り、不安などの感情が動くと、眠る準備とは逆方向に注意が向きます。
今日からできる切り替え方
完璧にスマホをやめる必要はありません。まずは、眠る前の最後の10分だけ「見ない時間」にします。
おすすめは次の3段階です。
- 充電場所をベッドから手の届かない場所にする
- アプリを閉じる時刻を先に決める
- 動画の代わりに、音だけのものか紙のメモに切り替える
ポイントは、眠くなってから決めないことです。夜の自分に強い意志を求めるより、夕方のうちに置き場所を変える方が続きやすくなります。
うまくいかないとき
それでも見てしまう日はあります。その場合は、自分を責めるより、何がきっかけだったかを1つだけ見ます。
通知だったのか、布団に入るのが早すぎたのか、日中の疲れで何も考えたくなかったのか。原因が分かると、次に変える場所も見えます。
注意点
眠れない日が長く続く、日中の眠気が強い、生活に支障が出ている場合は、習慣だけで抱え込まず医療機関や専門窓口への相談も検討してください。
今日の1つ
今夜は、寝る10分前だけスマホを充電場所に置き、動画アプリを開かない時間を作ってみてください。
眠る前の切り替えは、根性ではなく環境づくりです。小さく変えるだけでも、翌朝の重さが少し違ってくることがあります。

